偉大なおむすび

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今日スーパーに行ったら偉大なおむすびを見つけました(写真は偉大な焼きおむすび)。偉大な焼きおむすびって何???? と思いましたが店側がそういうならきっとそうなんでしょうね。ここまで気持ちいい誤植は初めてです。

 

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焼鮭ハラミも偉大。

 

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焼きたらこも偉大。

 

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チーズ醤油も梅しらすも偉大です。全部偉大なおむすび。

 

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20パーセント引きの明太子でさえ偉大でした。偉大なのは大きさなのか、味なのか(味はおいしかったです)。

 

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これは間違いなく「巨大」と「偉大」の誤植だろと思っていたらどうやらそんなことはなくて、店側はマジで偉大なおむすびと名乗っていました。正気?

 

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だとすると偉大なおむすびの隣に置かれているこちらの普通のおむすびは一体なんなんでしょう。

 

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こちらは偉大、

 

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こちらは偉大ではない。

 

偉大の隣に置かれることによって、必然的に普通のおむすびが「偉大ではない」という烙印を押されることは必然ですが、店側は普通のおむすびの気持ちを少しでも慮ろうとはしたのでしょうか。

 

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いえ、わかります。普通のおむすびと差別化しようとして「味むすび」と名付けた、そうした気遣いをしたのはわかります。ですが「偉大なおむすび」と「味むすび」を天秤にかけた場合、みんなが手に取るであろうおむすびは間違いなく前者ですよね。ネーミングとはかくも残酷なことか、そんな思いが押し寄せてきます。

 

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しかし、偉大の名を冠するおむすびは果たしてこちらのおむすびで本当にいいのでしょうか。おむすびにはそもそも神道的な意味合いがありますが、いくら手で握られたとはいえ、チーズ醤油などとしゃらくさい味付けがなされたものが果たしてそうした意味を含めたうえで偉大と呼べるのでしょうか。

 

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その点で言えばこちらの方が偉大です。包装をめくればすぐにパリパリとした海苔にありつけ、大量に生産されるため安い値段で手軽にありつける、こちらを偉大と言わずしてなんと言えましょう。味は確かに先述のおむすびのほうが優っています。それならば「偉大なおむすび」と「味むすび」、双方の名前を入れ替える必要があるのではないでしょうか。私はそう思いました。

 

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写真は駅前に落ちてた明太子おむすびです。(おいしかったです)

 

 

 

舌打ち

舌打ちってすごくないですか?上あごにくっつけた舌を勢いよく離す破裂音で相手に不快を表明することもできるし、また表明されることもできます。音だけで人を不快にすることもできるしされることもできるのいうのはなかなか優れたコミュニケーションの形なのではないでしょうか。

 

満員電車で靴を踏まれたり、電車のドアが開いても降りずにずっと立って降りる人を邪魔する人間がいたときに私はたまに舌打ちをします。それは単に不快感を表明するためでもありますが、行き場がなくもんどりうってるどうしようもない憤りを自分の中で解消するためでもあります。

 

チッという乾いた破裂音は、憤ってパンパンに膨らんだ感情の内圧を下げる緩衝剤でもあるのです。他者に対して、また自分のために舌打ちはあるのではないでしょうか。上あごに下をくっつけて離す、簡単なプロセスで意思表示は完了します。音で意思疎通を図るという極めて原始的なコミュニケーションですが効果は抜群でしょう。だって知らないおじさんにすれ違いざまに舌打ちされたら嫌ですよね。

 

だから嫌なことがあったとき、腹が立ったとき、納得いかないときは舌打ちして自分の負担をいくらか軽減してあげることは精神衛生上必要なことだと思っています。これを書いているとき、ダサいデニムシャツを着た知らん元野球部みたいなクソ大学生に足を踏まれました。チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチチッチッチッチッチッチッチッチッ

 

チッ