ゆめかまぼろしか
夢のような2日間に頭の中で飼っているネコが騒いでしょうがなかったのでネコにエサをやりました。
こういうのってスープ仕立てとか書いてあって水っぽくシャバシャバで味が薄いものが多いのですがこのエサはしっかりと味がついており満足感は充分でした。
ツナ缶より安いしおいしいしこっち買う方が経済的かなと思ったりします。
夢のような2日間の延長戦というか残り香というか、泊まるところがなかったので最終日の宿泊先の面倒まで見ていただきました。
本当にかたじけなかったです。
読んでいらっしゃるかわからないけどお詫びにというかたちで泊まったホテルをご紹介します。
店名を載せて紹介したらそのホテルの宣伝になってしまうので直接的には載せませんが、写真でだいたいわかってしまうかもしれないので関係ないあなた方には店名を検索するとカエルになる呪いをかけました。
ホテル内がすごかったです。
どこがすごかったのかというと、
すごく謝ってくるところ。
トイレが輪をかけてすごかったです。
トイレは清掃が行き届いておりとてもキレイで何ひとつ文句なしだったのですがこんなに謝られるとやたら低い腰の痛みの腹いせかなとか思えてきます。
トイレは音楽が流れておりステキ空間でした。
あと何がすごいって便器のふたがオートメーションなんですよ。
動画が載せられないのが本当に残念なのですが目の前を通るだけでトイレのふたが開くんですよね。
感動しました。
最後の開きかけで見切れた便器にはどこか物悲しさを感じませんか。
感じないあなたは疲れています。
休んでください。
前を通り過ぎるだけでふたが開いていくので今日はどれにしようかな、という大奥のお殿さまのような気持ちになってきます。
お前に決めたぞ、と口を開いた便器の前に立つと人が普段隠している後ろ暗い嗜虐趣味が明るみにさらされるようで人間の業を感じるとともに少し興奮します。
まぁ普通に用をたすのですがオートマチックに開く便器のふたが便器自身の意思とは関係なく開いているのだと考えるとどうでしょうか。
興奮しませんか。
興奮しないあなたは日常の諸々に関して不感症なので病院に行ってください。
トイレ以外にもこのホテルは様々なサービスがあり最高でした。
ただ無料ドリンクバーのコーナーにみそ汁のコーナーがあり、みそ汁をドリンクバーに置いちゃうと外国の方に日本のまほろばの心を誤解されちゃうかもしれないので注意した方がいいかもしれません(館内には外国人の方も多くいました)。
みそ汁飲み放題って局面に遭遇したことがなかったので思考が停止しました。
無料ドリンクバーがある階にはマンガコーナーがあり、私の大好きなマンガ、「最強伝説黒沢」が置いてあったのでよくわかってるじゃねぇか、と思いました。
ホテルはPARADISOでした。
お金払わないと見れませんでした。
「黒沢」で私が好きなシーンを列挙します。
プロレスラーと闘うときです。
それなりに…!の余韻が好き。
ホームレスが決起するところです。
ここらへんわくわくします。
好きです。
シティハンターもありました。
マジでかっこいい。
新宿の種馬がこんなこと言います。
好きです。
あっけらかんとぶっ放すとこが好きです。
シティハンターの好きなシーンはまだたくさんあるのですがここまでにします。
飲みものも飲み放題でマンガも読み放題で最高でした。
他にもこのホテルは階段を上がると応援してくれたりします。
階段を上がるモチベーションなんか気にしたこともなかったです。
朝食のパン、おにぎりが無料でした。
からみが苦手な方は注意してください。
からみ?
????
辛さのことをからみという女の子のような名前で理解したことがなかったので驚きました。
苦手な方とか言われてますが私はからみちゃんにはやさしくしてあげたいです。
モテそうって言われたのでモテたいです。
ともかくホテルは最高でした。
しかしこのホテルは腰が低すぎます。
もっと胸を張っていいと思います。
「お前ら謝りすぎーーー!!!!
謝られ疲れてこいつ具合悪くなっちゃったよーーーー!!!!」
「よかれと思った温情のエクリチュールが私を苦しめるとは…………」
って言ってました。
余談ですが上の、
「湯船に入る前に汚れた体を洗い流してください」
という注意書きは我々の体が汚れているということを前提とされているようでなんかイヤですね。
まぁ汚いんですがね。
「湯船に入る前に体を洗い流してください」
でもよかったのにと思います。
やたら腰が低いですがこのホテルは間違いないです。
こういうホテルを見つけてくださった皆さまの発掘センスはすばらしいです。
この場を借りてお礼申し上げます。
最高だったのでぜひ行ってみてください。
このあとは中野に行って観光したり中野で知り合った人の家に泊めてもらったりしました。
帰りは新幹線で帰りました。
交通費が出るのでいい乗り物に乗りました。
滑るように帰途につきます。
シウマイ弁当を買いました。
しわが寄った包装紙が色っぽい。
ふたに張り付いたごはん粒がたいへんエロチックです。
印刷して下敷きにしたいですね。
シウマイ弁当に関しては以前記事を書いたのでおいしいことはある程度語り尽くしたのですが私の無口な筆致では言葉にできないおいしさがあります。
ガリじゃなく紅しょうがでもなくピンクしょうがでした。
エロい。
枯淡な雰囲気の梅の実の中身もおいしいんですよねこれがまた。
かっこよくないですかこれ。
包装紙を留めてた紐を腕に巻くとそれなりにかっこいいことがわかりました。
えっ、貧乏くさい?
あなたは感性が貧困でかわいそう。
この紐で首をくくって死んでください。
それではまた。