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かっこよくないキムチ鍋

雑記 食べもの
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先日こういうタイプのパッケージされた鍋を買ってきて今日食べた。

ごほうび的な位置づけとして。

他にもすき焼きとかもつ鍋とか種類があったがキムチ鍋を選んだのは1番グラム数が大きかったからだ。

645g、他のも値段同じなんだから少しでもたくさん入ってる方がお得じゃね?というグラム単価で計算してしまう肉屋のマインドになってしまっている。

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ラップの薄衣をほどくとこんな感じである。

白菜、ニラ、キムチ、豆腐、豚肉、ギョーザとか色々入っていた。

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ちゃんぽん麺が人間の脳味噌に見えていささか不気味である。

下に入っていたスープをアルミ鍋に注ぎIHの電源をつける。

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鍋に豆腐を落とす。

虚無感が身体を通り抜けた気がした。

だって1人でこんなことやっているのだから。

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煮えてきた。ぐつぐつ。

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もやしを追加して食い扶持を増やそうとする自分が浅ましい。

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だんだん煮えてきてたいへんフォトジェニックである。


豚肉の色が変わるほど煮えたらこのように取り分けて食べる。

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殺風景である。

鍋の持つわくわく感はここにはない。

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〆にちゃんぽんを入れてみたが画がひどい。

味はそれなりで申し分なくある程度満足した。

思うに、このパッケージされた鍋を買う人間はだいたい独り身である。

そしてそのめいめいがお手軽に鍋気分を味わおうとしているのだと思う。

そのお手軽さがちょっと怖い。

このパッケージされたレディメイドの鍋は最初から全て完結してしまっていてどこか閉塞感を感じさせる。

そしてそのアルミ鍋の中にはうれしさとさみしさが同居しているように思うのだ。

汁が足りなくなったのでそれに水を加えスープの素を足したりごま油入れてみたりいろいろ試行錯誤してみる。

それはある種の抵抗である。

そんなことしている自分がアホらしくていじらしくていとおしくなったりもする。

怖い。

おたまがアルミ鍋の底をがりがりとこする音、さみしさは鳴る。

祝祭はもっと大仰に派手に行われるべきものなのだとそう思った。