交通標識の「!」がなんか怖いという話

速度制限、急カーブ、駐車禁止など交通標識を日常的に目にするが、「!」の標識はなんか怖い。何を注意喚起したいのか得体が知れない。漠然とした不安をこちらに放り投げてくる。

 

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これは京都から山口まで自転車で帰省したとき、愛媛県の山の中でみつけた「!」の標識である。

「注意」と書いてあるが何に注意したらいいかわからない。指示されなければ脅威がわからない。だからどうしようもなく怯えなければならない。

 

この標識はその他の注意を喚起するものらしい。その他に含意される部分はとてつもなく多く、幽霊が出るとか霊現象が起こるとかが語り草である。でも幽霊側からしたらつまんないだろう。標識を立てられて、それで霊現象を起こして「!」のアラート、出来上がったマッチポンプだ。しかしこの標識が立てられているところで何かが起こるならそれはものすごく恐ろしい。

 

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これは注意喚起の「!」で、気をつけるものが下の看板で指示されているのでそんなに怖くない。でも何もない山道で突然「!」が出てきたときの恐怖感たるや。恐怖には身構える必要があるが、通り魔的な恐怖、恐れる対象がつまびらかにされない恐怖というのはものすごい。

 

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あと落石注意の看板が怖い。これはビジュアルが怖い。死ぬタイプのやつだしけっこう石落ちてるからだ。これは落ちてる石に注意するのか、これから落ちてくるであろう石に注意するのか。後者の場合はどうしようない。これも通り魔である。

とにかく標識は怖い。怖いという話。