地元の先輩がいつのまにかYouTuberになっていた

地元の中学の先輩がYouTuberになっていたんです。そのまんまです。しばらく見ないうちにYouTuberになっていました。そんなことある?

 

私とその先輩は同じ野球部に所属していて、スポーツ少年団という大人の悪ふざけで作られた少年野球チーム時代も含めると6年間は共に野球でいい汗をかいていました。だからといって特別仲がいいわけではなく、バッティング練習ではその先輩を狙ってショートバウンドの取りにくい球を打ち込むくらいの仲でした(反応がおもしろかったので)。

そもそも私の地元はウソのように人がおらず、小学は全校生徒90人、中学は40人というクラス替えもない超閉鎖的な環境でした。そのため部活を多く作るわけにもいかず、野球部か美術部しか選択肢がなかったのです。中学になって部活何に入ろうか、と胸が踊るやつは初めからありませんでした。小学校で終わるはずだった大人の悪ふざけによって作られた少年野球チームの延長戦です。

保育園から中学までまったく人間の入れ替えがないので人間関係は蛸壺化し、みんながそれぞれ過ごしやすいような程よい距離感で付き合っていました。校内に仲良くない人はいないという状況、何かをしくじれば自分が学校に居づらくなるだけなので、できるだけ問題を起こさぬように細心の注意を払う毎日でした。件のYouTuberの先輩もきっとそうだったんだと思います。ここまで書いといてなんですが、要するに別にその先輩とは仲良くないんです。だからいつも遠巻きにバカにしていました。バカにしてごめんなさい。

 

その先輩がYouTuberになるなんて! 別に仲良くはないのでそこまで斟酌はしませんが、なんと立派で殊勝なことでしょうか。素晴らしいことです。終わってる小中学校の体験がバネになり、先輩をYouTuberへと駆り立てたのでしょう。創作意欲は鬱屈した環境のガス抜きのために生まれる、私がブログを始めた理由がそうだったので、先輩の気持ちがとてもよくわかります。

 

動画を見ました。一平ちゃんショートケーキ味を食べ、スタバの限定プリンを食べ、ロッテリアの限定バーガーを食べ、ペットのフェレットの動画をあげるなどYouTuberとしては満点です。一平ちゃんの再生回数は67回、このうち6回は私が見たのと、友達に見せて回ったものです。いいじゃないですか。少ないというのは伸び代があるということです。これからきっとどんどん伸びますよ。ただ難癖をつけるなら、ロッテリアの限定松坂牛バーガーを食べたとき、松坂牛には一切触れず付属のワサビだけを褒めそやしていたのはどうかと思います。ワサビ最高! と言っていたのには耳を疑いました。松坂牛じゃなくていいのに。でも彼には松坂牛なんてどうでもよかったはずなので、これはこれでいいのかもしれませんね。

 

誕生日にも配信をしていたのでその動画も見ました。 5分くらいで話すことがなくなり、健康診断の結果を読み上げていたのには笑ってしまいました。「ぼく体重47kgしかないんですよね〜」という独白にはマジでかわいそうだなと思いました。そしてグッズの販売を停止したとの告知。グッズ作って売っとったんかい。次にYouTuberをやってることは親には言っていないという突然の告白。いきなりどうした? そしてペットのフェレットが脱走、それを追いかける先輩、グダグダになって終わる動画、何から何まで最高でした。追い詰められた人間のクリエイティブを見ました。私も負けてられませんね。今後も遠くから応援していきたいです。

 

がんばれ!!山口県YouTuber!!

 

がんばれ!!

 

 

 

偉大なおむすび

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今日スーパーに行ったら偉大なおむすびを見つけました(写真は偉大な焼きおむすび)。偉大な焼きおむすびって何???? と思いましたが店側がそういうならきっとそうなんでしょうね。ここまで気持ちいい誤植は初めてです。

 

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焼鮭ハラミも偉大。

 

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焼きたらこも偉大。

 

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チーズ醤油も梅しらすも偉大です。全部偉大なおむすび。

 

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20パーセント引きの明太子でさえ偉大でした。偉大なのは大きさなのか、味なのか(味はおいしかったです)。

 

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これは間違いなく「巨大」と「偉大」の誤植だろと思っていたらどうやらそんなことはなくて、店側はマジで偉大なおむすびと名乗っていました。正気?

 

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だとすると偉大なおむすびの隣に置かれているこちらの普通のおむすびは一体なんなんでしょう。

 

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こちらは偉大、

 

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こちらは偉大ではない。

 

偉大の隣に置かれることによって、必然的に普通のおむすびが「偉大ではない」という烙印を押されることは必然ですが、店側は普通のおむすびの気持ちを少しでも慮ろうとはしたのでしょうか。

 

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いえ、わかります。普通のおむすびと差別化しようとして「味むすび」と名付けた、そうした気遣いをしたのはわかります。ですが「偉大なおむすび」と「味むすび」を天秤にかけた場合、みんなが手に取るであろうおむすびは間違いなく前者ですよね。ネーミングとはかくも残酷なことか、そんな思いが押し寄せてきます。

 

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しかし、偉大の名を冠するおむすびは果たしてこちらのおむすびで本当にいいのでしょうか。おむすびにはそもそも神道的な意味合いがありますが、いくら手で握られたとはいえ、チーズ醤油などとしゃらくさい味付けがなされたものが果たしてそうした意味を含めたうえで偉大と呼べるのでしょうか。

 

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その点で言えばこちらの方が偉大です。包装をめくればすぐにパリパリとした海苔にありつけ、大量に生産されるため安い値段で手軽にありつける、こちらを偉大と言わずしてなんと言えましょう。味は確かに先述のおむすびのほうが優っています。それならば「偉大なおむすび」と「味むすび」、双方の名前を入れ替える必要があるのではないでしょうか。私はそう思いました。

 

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写真は駅前に落ちてた明太子おむすびです。(おいしかったです)

 

 

 

舌打ち

舌打ちってすごくないですか?上あごにくっつけた舌を勢いよく離す破裂音で相手に不快を表明することもできるし、また表明されることもできます。音だけで人を不快にすることもできるしされることもできるのいうのはなかなか優れたコミュニケーションの形なのではないでしょうか。

 

満員電車で靴を踏まれたり、電車のドアが開いても降りずにずっと立って降りる人を邪魔する人間がいたときに私はたまに舌打ちをします。それは単に不快感を表明するためでもありますが、行き場がなくもんどりうってるどうしようもない憤りを自分の中で解消するためでもあります。

 

チッという乾いた破裂音は、憤ってパンパンに膨らんだ感情の内圧を下げる緩衝剤でもあるのです。他者に対して、また自分のために舌打ちはあるのではないでしょうか。上あごに下をくっつけて離す、簡単なプロセスで意思表示は完了します。音で意思疎通を図るという極めて原始的なコミュニケーションですが効果は抜群でしょう。だって知らないおじさんにすれ違いざまに舌打ちされたら嫌ですよね。

 

だから嫌なことがあったとき、腹が立ったとき、納得いかないときは舌打ちして自分の負担をいくらか軽減してあげることは精神衛生上必要なことだと思っています。これを書いているとき、ダサいデニムシャツを着た知らん元野球部みたいなクソ大学生に足を踏まれました。チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチチッチッチッチッチッチッチッチッ

 

チッ