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自転車の防犯チェーンのカギがぶっ壊れた。カギを差し込んで回したら捻じ切れた。カギをかけ、またそれを解除するときにこういうことが起こるなんて誰が想像できる?カギが壊れちゃだめだろ。カギが使えなくなってしまったから自転車のチェーンはまるで意味を成さなくなってしまった。ただのチェーンである。ドイツ色のチェーン。首にかけて悪そうな人を演出する小道具にしか使えない。

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赤ちゃんのマスクはマジで狂っているのでマジに気に入っている。マスクをつけるとなんでもできる気がする。愛の告白も悪辣無比な振る舞いもなんでもござれである。違う自分になれる、というのは陳腐な言葉だがまさしくその通りだろう。自分の顔を覆うことで自分の顔に貼り付けられた社会性や人格ともオサラバできる。マスクに人格を仮託することでなんだってできるようになるだろう。『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』というゲームでは主人公が仮面を付け替えて世界を冒険する。主人公がつけるマスクによって街の人々の反応も変わる。主人公の風貌も能力も変わる。マスクのそうした部分に憧れがある。『ムジュラの仮面』にはたくさんの能力を持ったマスクが登場する。その中で自分が気に入っているのは「石コロの仮面」である。
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この仮面をかぶると自分の姿が他人に見えなくなる。街の人が主人公を認知できないさまは滑稽ながらも不気味だった。ドラえもんでいう石ころぼうしのようなものだ。他人からは認知されない。(たしかボスキャラにはバレた)小学生の時分にゲームをプレイしたときにこの仮面が猛烈に欲しかったことを覚えている。見えなくなるなんて最高じゃないか。この仮面をくれるキャラクターにも思い入れがある。イカーナの谷というところにいるとあるキャラクターから仮面をもらうのだが、そのキャラクターは姿が見えない。まことのメガネという見えないものを見えるようにするアイテムを使ってようやく発見することができる。名前はシロウくん、兵士である。負傷したが影が薄くて誰にも気付かれず困っていたところを主人公に出会う。主人公にクスリをもらい、自分に気づいてくれたことに感激したシロウくんは主人公に「石コロの仮面」を託す。主人公に発見されてもシロウくんは見えないままなのでなんだか気の毒である。仮面をもらってもう用はないのに意味もなく会いに行ったりしていた。懐かしい。もう一度プレイしたい。『ムジュラの仮面』には自分がマスクに憧れるようになったルーツがある。鬼神の仮面がほしい。

ところで壊れたカギと使えないチェーンはどうしたらいいだろうか。カギがなければチェーンは使えない。カギが壊れただけでチェーンは問題なく使えるだろうにもったいない。首にかけたらインダストリアルな蛮族になれるだろうか。100円ローソンで買った108円のチェーンに大事な自転車を預けるのも心許ないので寝て起きたら自転車のチェーンを買いに行くことにする。