大学を卒業しました

遅ればせながら3月で大学を卒業しました。4回生になって東京〜京都をバスで往復しており授業を休むことも多くなったのでマジでヤバいなと思っていたのですが、無事単位は取れていたようです。

 

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卒業式にも行ったんですが、ああいう改まった式はスーツを着るものだとは知らず、着倒してボロボロになったお気に入りのコートを着ていったら周りがみんなスーツですごく浮きました。卒業式についてきた母親いわく、学生が大挙しているところを後ろから見ると浮浪者が混じっているように見えたそうです。でも浮浪者でも学位を取れたのだから立派ですよね。

 

大学の思い出はそんなになくて、サークルで仲の良かった友達と運営体制の悪口を言いまくっていたのとその友達がいなくなったことくらいです。

特に思い出深いのは、大学内で財布を盗まれたことです。たしか大学2回生の時の12月ですね。比較文化論という授業を受けてるときでした。当初無くしたときは、よもや大学で盗まれることはないだろうと空き教室を探して回ったのですが結局見つからず。挙句に事務室で尋ねたところ私の財布が届けられていました。ああ、よかったと安堵したのですが中身を改めますとお札や小銭など全て抜かれていました。クレジットカードなどは無事なものの、2万ほど入っていたので大きな損失です。

話を聞くと私の財布はトイレのゴミ箱に捨てられていたとのこと。財布を盗んだ人はお金だけを抜き取りトイレのゴミ箱に捨てたんでしょうね。ふと窓口の人を見やると、仕方ないですよ、と労いの言葉をかけてくれました。しかしその「仕方ない」は盗まれることも織り込み済みであるかのような諦観であって、その諦観はこちら側がふっと受け入れるようなもので、外野の人間が言うことではないんですよね。そちらにとって何が仕方なかったんだ。そのことで私の大学へおける基本的信頼感はグチャグチャになりましたし、大学には何も期待しなくなりました。もちろん大学が悪いわけでなく盗んだ人間が悪いのは当然で、ものすごい逆恨みなのは承知の上なのですがどうにも腑に落ちません。私の2万円がクソ大学生の乱痴気騒ぎの慰みになったかと思うと気が立ってやりきれません。

財布を落とした話を友人にしたところこちらもまたそりゃそうだよ、といった反応。そりゃひどいねなどの同情が欲しかったわけではありませんが(2万円は返ってこないので)何だか白けてしまいます。その友人はボランティアサークルに所属しており、アジア諸国を巡って子供たちのボランティアをしているそうなんですが、そういう人にそりゃそうだよみたいな反応をされるとなんだかゾッとしますね。純真無垢の子供たちとふれあいつつも人間性悪説を支持しているってイヤじゃないですか?そりゃそうだよって何?子供たちに財布を盗まれてもアハハと笑ってられるってこと??そのちぐはぐさがおぞましい。

1番の思い出は財布を盗まれたことですね。他は何もない。1番仲の良かった友達はいなくなりました。大学を卒業した今、未練として残るのはその友達だけです。

大学4回生はほとんど東京にいたので京都での思い出はほぼありません。東京ではいっぱい楽しいことがありました。大学4年間より、東京でのインターンシップ1年間のほうがよっぽど充実していましたし、笑ったのも東京のほうが多いと思います。尊敬できる人間は東京のほうがよっぽど多く、交友関係もぐんと広がりました。

そんな大学を卒業しました。そんな大学生活でした。ありがとうございました。4月からは何も決まっていませんがたくましくがんばろうと思います。大学図書館から返してない本の督促がメチャクチャくるのでそれだけが私と大学との紐帯です。

 

 

マクドナルドの「チキンクリスプ」はごはんに合うのか、合わないのか果たして………?

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え〜〜〜〜????

合うの〜〜〜〜??????

 

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アメリカ

 

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ふ〜ん

 

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何?

 

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あいませんでした

チキンクリスプはごはんにはあわない

 

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写真ははま寿司のチーズハンバーグのおすし

 

 

おわり

 

右腕を折ってみた

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右腕を折ってみました。GBA版のワリオランドアドバンスのように何度も壁にタックルしたら意外と簡単に折れました。それでもあんまりきれいにポッキリとはいかず、内出血部が膨らみ、張り付いたような鈍痛が治らないので病院に行ったら実は折れてたとわかったようなものです。あっ、こうやったら折れるんだなというものが実感とともにわかりました。痛い、痛いよ、痛い痛い痛い、骨は折るものではないですね。痛い。

 

以上の一連のやつは全部ウソです。全部想像です。私は骨を折ってはいません。骨を折ってはいないのですが、右腕を三角巾で吊ったのは本当です。

 

会社で、骨を折った人間の仮装をする必要があったので右腕を三角巾で吊ってみたのです。そうすると何かえもいわれぬ安心感とフィット感に驚きました。驚いたのでそのまま三角巾で腕を吊って退社しました。右腕を折ってみた、というのはそういうことです。

 

腕を吊って外に出ると思ったより自分の腕が周りの注目を集めていることがわかります。通りすがり、すれ違いざまにサッと目を向けられます。そりゃわかりやすく腕を折ってる人がいたら見ちゃいますよね。駅へ向かいます。

途中携帯を取り出そうとして手間取ります。私は右利きなのでいつも右ポケットに携帯を入れているのですが、右腕は吊っているので取り出せません。左腕を不自然に曲げて携帯を取り出します。そしてメールなどを確認しながら駅へ。

ここではICカードを取り出すのに手間取ります。ズボンの右ポケットに入れているものを左手で取り出し改札へ。右腕が使えなくなってはじめて気づきましたが、左利きの人って改札通るの不便ですね。わざわざ体をよじらなければいけない。右手ではまったく意に介さなかった動作が次々と障害になっていきます。

改札を通り抜けてエスカレーターへ。東京は左側に並びます。腕を吊っている右側を人がせかせかと通り抜けていくので、その度に腕が人に当たらないかひやひやします。もし当たってしまったら大ダメージは必至です。ここまで他人を脅威と認識したのは初めてかもしれません。

電車に乗ると再び腕に視線が集まります。左腕でつり革を持ちます。右手は三角巾を裾を掴んでギュッと固定。そうすると何もできません。スマホを触ることなどできず、揺れる体を支えるので精いっぱいです。

次々と人が乗り込んできました。折れている(体の)右腕が乗客と接するくらいの混みようです。いつ隣の他人が自分を傷つけるか、他人の所作振る舞いに非常に敏感になります。揺れに流れて軽くしなだれてくる他人、もしマジで右腕が折れていたら鈍か強い痛みが私を襲ったでしょう。乗客は全て敵、そう見なすのに時間はかかりませんでした。

辺りを見回すと他人の荷物がとても気になり出します。重たそうなバッグ、傘の先端、バンドをやってる人の背負っているギターケースの可動域、全てに注意を払います。その全てが私を傷つけかねないからです。ギターケースが腕に当たりライフが1機減りました。

 

最寄りの駅に着きます。降りがけに背広を着た人の硬い革のバッグが当たりまた一機減ります。ここでもまた改札に難儀します。左利き専用の改札があればまた利用しやすくなるのかなとは思いますが別にそんなこともない気がします。

改札を抜け西友へ。いつもは食費を抑えるために自炊をするのですが、右腕が折れているのでご飯さえ炊けません。出来合いの何かを買うことにします。

買い物にも一苦労です。左腕でカゴを持っているともう何も手に取ることができません。まずカゴを床に置き、商品を手に取り、カゴに入れて持ち上げるということをしなくてはなりません。

 

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買ったのはチキン南蛮弁当、特盛の字に男の悲哀がにじみます。普段は弁当は買わないのですが(悲しくなるので)、状況が状況だと仕方ないですね。電子レンジで温めて、生ぬるくなったポテトサラダと隅っこがベチャベチャになったごはんをもそもそと食べます。無論、慣れない左手で箸を持つため幾度となくチキン南蛮を取りこぼし白い三角巾を汚します。通常より食べるのに時間がかかってしまいました。虚しい時間が引き延ばされ、残ったのは果てしない疲労感と捨てるのに困る弁当ガラだけです。どうにもやりきれない。骨折して弁当買って食べるのは最悪だなということがわかりました。

 

全てがひと段落したので腕を吊っている三角巾を外します。外したときの開放感たるや、右手が愛おしくなります。

右手が使えないだけで行動が大きく制限されます。右腕だけは折らないようにしようというのが今回の気づきです。

 

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そういえばレジで会計したあと、レジのおばちゃんが片手でも中身を落とさないようにと袋の口を結んでくれました。ありがたい。やさしさとはまさにこのこと。骨折すると人がやさしくしてくれます。ありがたいですね。腕は折らないほうがいいです。

 

 

おわり